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時給制のライティングの仕事は、文字単価や記事単価の案件と大きな差はありません。
Webライティングの仕事は記事を納品することで報酬を得る「請負契約」が中心ですが、なかには時間単価の案件もあります。同じように執筆した記事を納品するのですが、請けてみて「初心者向けではないかも」と思いました。
この記事では、時給制のライティングの仕事を請けてみた感想をまとめました。時給制の案件が気になる人はぜひ読んでみてください。
Webライティングの報酬形式
Webライターの報酬形式は「文字単価」と「記事単価」の2種類が中心ですが、なかには「時間単価(時給制)」や「月額報酬・固定報酬」の案件もあります。それぞれの違いについて解説します。
1. 文字単価
執筆した記事の文字数をもとに報酬を決める方法です。Webライターとしての活動年数や案件の難易度によって文字単価の相場は異なります。おもにオウンドメディア記事、ブログ記事、取材記事などの案件で多く採用されています。
医療・健康系、金融など執筆時に注意が必要なジャンルやSEOコンテンツは、文字単価が高めに設定されることが多いです。
2. 記事単価
文字どおり1記事単位で報酬を決められています。
1本あたり3,000文字前後、5,000文字前後などおおまかな文字数の目安を指定されることはあります。記事単価の案件は、執筆以外の作業が含まれているものもあるため、作業範囲を確認しましょう。
画像選定や文字の装飾など、執筆以外にも時間がかかります。
3. 時間単価(時給制)
稼働時間で報酬が決まります。1時間○○○○円といった感じなので、求人案件をみるとアルバイトやパートの募集のように見えますね。ただし、作業の流れは文字単価や記事単価とほとんど変わりません。
ある程度、こちらのレベルを信用して任せてもらっているように感じます。「何日までに」とおおまかな納期を提示されますが、都合にあわせて調整も可能です。指揮命令はなく、完全にこちらの裁量で進めることができます。
4. その他:月額報酬・固定報酬
時間単価が設定しにくい仕事などで採用されている報酬形式です。『ランサーズ』にはライティングの仕事の月額報酬はほぼありません。『ランサーズエージェント』ならいくつか募集がありました。『クラウドワークス』には固定報酬制があるようです。
仕事内容にもよりますが、一定の報酬額が約束されているため、じっくり集中して取り組めると感じました。
時給制ライティングのメリット
時給制のライティング案件のメリットは、以下のとおりです。
- 調査時間にも報酬が支払われる
- タイピングが平均的な人には有利
- 対応領域が広くても対応しやすい
Webライティングの多くは調査が必要なものが多いです。専門性の高いジャンルだと、専門機関のサイトから調査することもあります。時給制だとこうした調査時間にもしっかり報酬が支払われるため、安心して取り組むことができます。
時給制の案件は調査時間にもしっかり報酬が支払われます。調査に時間がかかるような案件でも安心して執筆に取り組むことができます。
また、私は入稿経験が少なかったため「できる」と公言してもよいのか迷いがありました。ただブログの作成を通して入稿作業を経験していたこともあり、入稿作業まで任せてもらえています。
時給制ライティングのデメリット
時給制ライティング案件のデメリットは以下のとおりです。
- 爆速タイピングの人には不利なことも
- レベルがあわないこともある
1時間で1,000文字書ける人もいれば、800文字しか書けない人もいますよね。そうなるとタイピングが早い人は時給制よりも文字単価のほうが稼げるかもしれません。
ただし時給制だからといって「ゆっくり仕事していてもいいんだ!」というわけではないことを理解しておきましょう。
準委任契約はクライアントの指揮命令がない分、自分でスケジュール管理や報告などを徹底する必要があります。
スケジュール管理は、文字単価や記事単価の案件でも必要なので、基本的に自分の作業時間を把握できる人であれば、時給制のライティング案件を受けるときに時給交渉を行うことでデメリットをカバーできると思います。
時給制ライティングの仕事獲得方法
時給制のライティング案件は、求人サイトやフリーランス向けのエージェントサービスで探せます。
フルリモート×業務委託の案件が掲載されているサイトは以下のとおりです。
求人サイト | エンゲージ 求人ボックス エン転職 |
クラウドソーシング・エージェント | ランサーズ Workship(ワークシップ) |
求人サイトは時給1,300円前後の案件が多く、業務委託契約もあれば完全在宅勤務の契約社員の求人もありました。アルバイトやパートだとほぼ出社が必要でした。
『ランサーズ』には時間単価の案件は多くありません。未経験ランサーも多いからなのか、募集も少ないように感じます。『ランサーズエージェント』では複数見つかりました(2023年9月時点)。
『Workship(ワークシップ)』は、私が初めて時間単価のライティングの仕事を受けたサービスです。仕事内容はクラウドソーシングと大きな差はありません。
時給制ライティングの仕事を受けるときのポイント
時給制のライティングの仕事を受けるときのポイントは以下のとおりです。
- 自分の時給を把握する
- 対応領域を確認
- 時間単位の要求を知る
それぞれくわしく解説します。
ポイント1. 事前に自分の時給を把握する
業務委託契約だと「成果物の納品」や「成果物の完成」などのゴールがありますよね。作業を始めてから納品するまでどのくらいの時間がかかっているのか自分の時給を把握することが大切です。
得意なジャンルなら早く執筆できるけど、慣れていないジャンルだと倍以上の時間がかかることもあります。
ふだんから「このジャンルなら大体3時間くらいで終わる」など、時間を意識して対応することが大切です。
自分の時給を把握していると仕事内容に応じて価格の交渉もしやすくなるし、低単価な案件を回避できるようになります。
ポイント2. 依頼の対応領域を確認
Webライターの仕事は以下の業務を任されることが多いです。
- 構成案の作成
- 執筆
- 文字の装飾(強調など)
- 画像選定
- 入稿
同じ報酬でも執筆だけの依頼もあれば、構成案の作成から画像選定までの依頼もあります。それぞれの作業時間を把握しておけば、かかる時間と妥当な報酬が見えてきます。
ただ継続案件の場合、対策キーワードが代わるため、想定外の時間がかかるケースもあるものです。文字量によっては入稿作業も時間がかかります。
さまざまなケースを想定して、ゆとりをもたせたスケジュールを組んでおくのがおすすめです。
ちなみに私は構成案は1~5時間、執筆は3~8時間です。幅がありますが、キーワードによって難易度が変わるため、難易度が把握できてきたら「今回は〇日で納品できます」と事前に伝えることもあります。3,000文字なら1時間で対応できます!ってライターになってみたいものです。
ポイント3. 稼働時間のカウント方法
時給制の場合、稼働時間の報告は案件や利用するプラットフォームで変わるようです。
『ランサーズ』には「Lancersタイムカード」というアプリがあり、パソコンにインストールをしたうえで業務時間を管理すると記載がありました。
出典:ランサーズ
個人的にシステムで管理されるのは好みではありませんが、時間だけ奪っちゃう人もいるんでしょうか。難しいところです。
時給制ライティングの仕事がおすすめな人
時給制のライティングがおすすめな人をまとめました。
自分の作業時間を把握している人
構成案の作成・執筆・画像選定・入稿など自分の作業時間を把握している人は、時間単価でもほかの報酬形式と変わらず仕事をこなせるはずなのでおすすめです。
タイピングが平均的な人
爆速タイピングが求められてはいないので、平均的なブラインドタッチができる人にもおすすめです。
日中がメインの作業時間の人
時給制ライティングの募集をみるとほとんどが日中のやり取りを希望していました。日中にライター活動をしている人はスムーズなやり取りができるのでおすすめです。
こまめな連絡に対応できる人
時給制に限らず、レスポンスの速さはどのクライアントからも喜ばれます。確かに私も返信が遅いクライアントとの仕事は大変不安になります。
深くリサーチをする人
SEO記事は検索結果の上位表示記事を参照しますが、あくまで参照です。情報の真偽をチェックしながら深いリサーチができる人は、クライアントとの信頼関係も築くことができます。
時給制が必ずしも自分にあっているわけではない
時給制のライティングの仕事の多くは、経験者を求めています。ただし、タイピングが速い人などは時給制が不利だと感じることもあるかもしれません。時給制の案件が必ずしもメリットがあるとは限らないことをふまえて、自分にあった案件を探すことをおすすめします。
経験を積むには未経験者向けの案件に挑戦するだけではなく、ブログを作成する方法もあります。自分の実績として学んだことをアウトプットできるため、Webライターとしての知識を身につけることが可能です。
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